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IBM 702
IBM 702は、1953年に発表されたIBMのビジネス用途のコンピュータ。 == 背景 == Selective Sequence Electronic Calculatorでコンピュータへの一歩を踏み出したIBMは、1949年にふたつのコンピュータ開発プロジェクトを開始した。ひとつは磁気ドラムメモリを使用したマシンで、これが後にIBM 650となった。もうひとつが後に 702 となる磁気テープを使用したマシンである。IBMは以前からパンチカードに替わる記憶媒体として磁気テープを研究していたが、社内ではあまり重要視されず、研究は進んでいなかった。しかし、UNIVAC Iの成功に刺激されてプロジェクトは加速されることとなった。さらに1951年ごろにはIASマシンの設計に基づいたIBM 701のプロジェクトも開始され、IBMは3つのコンピュータ開発プロジェクトを並行して実施。 こうして開発された IBM 702 は1953年9月に発表され、翌年6月までに50台を受注しているが、出荷は1955年初めまでずれ込んだ。この遅れに際して注文をキャンセルされずに済んだのはUNIVAC側の戦略が甘かったためとの見方がある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「IBM 702」の詳細全文を読む
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